当院では開院以来、文京区から委託の年末年始の休日診療に毎年手上げをし、大晦日の診療に携わらせて頂いて参りました。開院当初は1月2日も担当していました。例年体調不良の患者様で大変混雑し、80名以上の初診患者様の診察をさせて頂く年越でした。日勤帯の当番では17時までにご連絡を頂いた患者様の診療に20時までかかってしまった年もありましたが、受け付け時間内に診療を希望される患者様をお断りしないこと、当番医の数が半減する準夜帯の当番医に負荷をかけない事を心掛けてまいりました。お待ちいただいた患者様には申し訳ありませんでしたが、感謝のお言葉を頂くことが大変励みになり毎年続けてこられました。近年、受診される患者様からお聞きするのですが、「別の当番医療機関に連絡したら14時で本日の予約枠は終了ですと言われました」、「小児科の患者はみられませんと言われてこちらに来ました」ということがあります。患者様をお待たせしない為には必要な配慮なのかもしれません。しかしながら当院では、受け付け時間内にお越しいただける患者様をお断りしないよう、年末の休日診療ではタイトなタイムスケジュールで予約をお受けしています。過去の経験から、インフルエンザと紛らわしい急性心筋炎や、脳血管障害によるめまい症状などで高次医療機関への搬送が必要になる患者様のウォークインや、鼻腔からの綿棒挿入に大変激しく抵抗される体格の良いお子様への抗原検査、診察室や待合室で嘔吐された際の消毒など、想定以上に遅れが生じる事もありました。予約時間を遵守してお越しいただいたにもかかわらず、体調の悪い中長くお待たせしてしまった患者様には申し訳ありませんでした。精確な診断・治療を可能な限り短時間で行えるよう、引き続き努めてまいりますので患者様のご理解ご協力をお願い申し上げます。

一般診療