今シーズンのインフルエンザの流行予想は難しいです。新型コロナウイルスの第6波も危惧される中で、インフルエンザの同時流行は脅威となります。
インフルエンザワクチンの出荷が遅れている関係でワクチン接種を希望しても接種できていない方がいる状況が続いています(2019年11月19日時点)。12月以降のワクチン接種を考慮されるにあたり下記のデータが参考になると思います。
インフルエンザの流行は過去17シーズンのうち、新型インフルエンザの流行した2009-2010年シーズンと12月中にピークを迎えた2019-20年を除くと本格的な流行は1月と2月にみられ、3月中にもB型インフルエンザの流行が続くシーズンが概ね1年ごとにみられていました。各シーズンごとのA型インフルエンザとB型インフルエンザの流行の中央日は下記の通りです。

日本臨床内科医会インフルエンザ研究班の編纂している「インフルエンザ診療マニュアル2021-2022年シーズン版(第16版)」influenza2021_form.pdf (japha.jp)参照
インフルエンザワクチンの効果は接種後2週間程度でみられます。例年3学期が始まると小児の間で感染が拡がりやすくなります。その2週間前12月20日頃までを目途に接種して頂く事にも意味があると考えています。
当院でのインフルエンザワクチンの状況についてはこちらをご覧ください。
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